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バセンジー犬をこよなく愛するあけんのブログ。 花&柚&くららの召使いと化し神戸の山奥からガウガウブログを配信中… 2013年末からファラオハウンドのラルゴも仲間入りデス。 

   
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ファンコーニ症候群 part112 発病するとデスネ(ソノ1)
さてさて、ネット上でもバセンジー犬のファンコーニ症候群を発病したという記事を拾うコトが増えてきました。中には、当サイトの“バセンジー犬ファンコーニ症候群治療サイト”も文中に記載されていたりと、メッチャうれしく思います感謝感謝どうぞ、じゃんじゃん この病気・そして治療法を広めてくださいね、ワタクシ、陰ながら拝見させていただいておりますオホホホ…どうぞ、怖がらず・・・(ナニヲ?爆)とにもかくにも、発病したバセンジーちゃんが、適切な治療を受けることが出来、なんら支障なく長く楽しく生活できますようにと、心から願っています

又、近所の子が発病してる・・・というお話も聞きます誠に個人よがりな勝手なお願いですが、ネットで治療サイトがあるコト、それを見てちゃんと治療をすれば安定できる病気なんだよということをお伝え頂ければ幸いです。一人一人の飼い主の一言で、発病してしまったバセンジー、これから発病するバセンジーが救われると信じております

お陰さまで花の発病から3年9ヶ月、それにくららが合流(?)して早、1年10ヶ月になろうとしております。まだまだ、我家の子は元気ですこれからも微力ながらお役に立つよう配信しますので、どうぞお付き合いくださいね

P1060081.JPG
まったく関係ない画像ですが、秀ちゃんの・・・
いやいや、りゅうさんの尻枕で爆眠するお花ちゃん

さて、花柚くららがいつのまにか熟男熟女世代になってしまいました当然若手バセンジーちゃんがゾクゾク増えたのですねワタシのサイトにたどり着き、なんやよーわからんファンコーニ症候群ファンコーニ症候群ファンコーニ症候群って狂ったように配信しているか、たまにタマフェチネタしかUPしない不思議サイト&ブログを見ていただき恐縮です。ここで何度も話して耳タコかもしれませんが、ファンコーニ症候群ってなんぞや?発病したらどーなんねんってことを、解りやすく書いてみたいと思います

ファンコーニ症候群とは、バセンジー犬に特に発病しやすい病気です。原産国のアフリカ・コンゴから連れてこられた少ない頭数で繁殖(近親交配)を繰り返した結果出てしまったであろう疾患で、遺伝病です。同じく、狭いブースの中で繁殖を繰り返される動物(競走馬やサファリパーク系内一部動物)にも認められていると聞きますので、無理な交配をさせた人間の手が作り出した病気ともとらえることができるでしょう。

病状は腎臓の尿細管という部位に遺伝的な疾患が現れ、体に必要な栄養素を再吸収するという通常の働きが出来ず、オシッコにその必要な栄養達がだだ漏れしてしまう、日本ではまだまだ珍しい病気です。発見されるきっかけは、多飲・多尿から異常を気づかれることが多く、オネショなどもあれれ?とキッカケになるようです。又、体に必要な栄養が補えない為、痩せてしまいます。

これは遺伝病(劣性遺伝)なので、発症したら治りません。バセンジーのブリーダーや個人繁殖家が、きちんと病気を理解し、病気をなくす努力(病気を持たない犬同士でブリーディング)をしない限り、いつまでたってもなくなりません。過去の病気ではなく、今現在を生きるバセンジーのウン%かは、必ず発病してしまう病気です。

近年、この病名・治療法が日本でも徐々に浸透してきていますが、まだまだその認知度は低く、残念ながらどの動物病院でもこの治療ができる訳ではありませんし、この病気自体を理解し、きちんと治療できる先生は極限られています

ただし、かかりつけ獣医の先生の熱意次第で、十分に治療法を理解いただけます治療法はごくシンプルです。ちょっとやっかいな検査があるだけです 頭から無理だと言われる先生には、根気よく説得をするか、病院をかえてでもこの病気と向き合う覚悟を持って下さい。飼い主自身がこの病気を理解し、必要な検査が出来る病院を探し、理解ある獣医さんに巡り会えば、病状を安定させて安心して暮らすことが出来ます

ちょっと話はそれて、日本のバセンジー犬の歴史を憶測します。

遺伝病(劣性遺伝)の仕組みを理解すると、昔から(発病は)あったことは明らかで、残念ながらめずらしい病気のため病名自体にたどり着かなかったり、尿に糖が出ることから糖尿病や、痩せてしまうのでクッシング症候群、症状が進み腎不全(や、多臓器不全)のみの治療を施されるなどと誤診されるか、病名が解っており、発病を知りながらも治療法が解らず、流れのままに終焉を迎えたバセンジーたちも多かったと予測されます。

ちなみに、アメリカのバセンジーの2,3割はこの病気を発病するそうなんですね、ワタクシの妄想の中でこの狭い日本にそれを当てはめると、日本にバセンジーが輸入され、当初繁殖に使われたバセンジーは数頭か十数頭だったハズなので、罹患・キャリヤの子達ばかりだった場合、もしかしたらアメリカの2,3割を上回る発病率もなきにしもあらず?と考えてしまいます。(極論ですが

どうしてかというと、上に書いた劣性遺伝は、罹患因子を持ち合わせているともちろんのこと発病しますし、その子を交配させたら産まれる全ての子に遺伝因子を受け継がせてしまうことになります。相手も罹患、又は、発病せずともキャリアの子であれば、(交配させれば)遺伝因子は運ばれてしまいます。交配させる組み合わせ次第で、どんどんどんどん遺伝因子を運び続けます。その配慮がなされないまま、現在に至っていると言うことです。

ので、どの時代までかはわかりませんが、数年間は近親交配が繰り返され、現在に生きるバセンジーにつながったと思われます。もちろん、犬舎が個人的に輸入をしたり、横の繋がりで譲渡・交換等交渉があり、少しずつ血が離れた台メス台オスは増え近親交配は少なくなったと思いますが、残念ながらファンコーニ症候群を含む遺伝病に関しては、当初から今までなんの配慮もされてきてないと私は思っています。

日本でのバセンジーの始まりはいつかな~と調べたのですが、当初の始まりは解りませんでした。
ので、JKCを見てみると、バセンジー登録開始年数は1999年の119頭から始まりです(正し、komarigaoサイトのバセンジーマップには1997年のお友達も居ますし、古い老舗サイトのバセンジーさんはもっと先輩ですので、JKCの登録の始まりが日本のバセンジーの始まりではないようです。)

JKC登録がはじまった1999年で、例えばですが、1頭のメスが7頭産んだと仮定します。と、すれば、17頭のメスが日本で出産したと考えられます。バセンジーの発情は年に1度(稀に年に2度ヒートが来る子もここ最近いるようです)オスは、その時期イチオシの子が頑張ったと思われるので(パパが一緒!という兄弟姉妹が見つかるのはその為です。)メスと対で17頭とは考えにくく、この年に出産したメスは17頭前後で、オスは数頭かな?と思います。これは犬舎で繁殖された場合の仮定ですので、個人繁殖でJKCに登録してない人もいるでしょうからここで算出した数値はまったく確定でありません。当たらずとも遠からずの憶測のお話しです。ご了承下さいね

そして、一番登録数が多いピーク時は2002年~2007年。ついでに言えば、2003年生まれの花は、血統書には“極・近親繁殖”とうたわれているんですね。お友達にも“極”はつかなくとも、“近親繁殖”の子はいますし、血統書を見てもらえば解るのですが、同じ名前がいくつか発見出来たら、インブリード(近親交配)・ラインブリード(同系統交配)の交配が行われたことになりますネ。

なにが言いたいかというと、上記の様に(憶測ですがそれに近いことが起こっているであろう)、近親交配を繰り替えし繁栄してきたであろう、今生きている日本のバセンジー犬のほとんどに、この病気が関係していると考えてもおかしくないのでは?という、憶測がもてるんです。ブリーダーさんですら、DNA検査が出来る様になった現在も、この病気を見て見ぬふりをしている方がいらっしゃいます。誠に残念ですが、事実です。ここ数年JKCの登録数が減っているのは、病気を含め、性格を含め、気質を含め、この犬の“むずかしさ”ということが、色んな意味で表に出てきた結果ではないでしょうか・・・

バセンジー犬のオーナーさんであればファンコーニ症候群は常に警戒しておかねばならない病気として、飼い主さんの頭にインプットし、早期発見・早期治療を心がけて欲しいと切に願います

熱弁は続きます。数日後に()ソノ2UP


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