朝の儀式

毎朝、朝日をサンサンと浴びるころ
花柚くららの朝ごはん催促が始まりますが…

ワタクシがスパッと起きて、
ちゃっちゃと朝ご飯の用意をお犬様にして差し上げれば
バセンジーがかもし出す無言の文句オーラを
朝から全身に感じることはにゃーなのですが、
いかんせん　低血圧なおかーちゃん

その寝起きはまるで産まれたての仔牛のように何度も立ち上がろうとし、倒れ、
又起きあがろうとして沈…もちろん、産まれたての輝きは無い、気だるい起床
どちらかというと、精根尽きハテ、マットに沈み…１０カウントされているボクサーの様

それを見守るバセンジー達
気分は毎朝『立つんだジョー』の段平さんの気持ちであろう。

そんな朝に弱い飼い主が、ようやく目をあけるとそれはそれで大騒ぎでありまして
目と目が合った瞬間、彼らは一瞬に期待に満ち溢れ、
ワタシの廻りをクルクルウロウロガウガウと踊り出す
もしや・・・これは生け贄の儀式？
犬界が世界を支配し、人間界最後の生け贄。。。みたいな

そしてこの（目を開けた）絶好のチャンスを逃してなるものかと
彼らは聖なる道（台所）へ導こうと軽快にベットの上へ下へと飛び跳ねる。
生贄をささげる舞なのかもしれない。。。みたいな

そんだけのアピールをされても時計をちらっ見して、まだ早い時だった場合は
『もぅちょっと待てっ』と再びベッドへ沈むワタシ

その時の彼らの落胆の姿は、アルプスの少女ハイジがロッテンマイヤー夫人に
山には帰れないざますよ（きっぱり）と怒られた時の様なショックな面持ちでワタシを見る。
なんとも恨めしく・・・悲しげな彼ら

あきらめの良い花は、仕方ないよ。おかーちゃんは眠さに勝てないしっ
と、肩を落とす柚を慰め、くららに騒ぐんじゃないよっとガウット一喝
そうかと思いきや、又違う日は、起きなさいよーと、
ちょっと手加減してる猫パンチが顔や頭に飛んでくる
もしくは、くららのフレンチキスで起こされる。そう、彼女は寝てる人間の口に、
チョロっと瞬時に舌を入れてくる…オエ～　　どこで覚えたんだか小悪魔めぇぇ
柚ポンはおかーちゃんの頭をだき抱え込むようにどかっと横になり、
斜め上からジーと起きるまで凝視
毎朝・毎回微妙に違ったバセンジードラマが展開される…

おかーちゃん、早く起きて上げれたら…と、いつも昼ごろになって思い出します
おっせーよっ（爆）

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