柚のお留守番

花を血液検査に連れて行く夜の事である

これから、月に一度は、花を連れて病院に行くかなきゃいけないしな

柚にもお留守番が出来るようになってもらわなくちゃ

と、あけん、心を鬼にして初のお留守番を試みてみた・・・・


んがっ


玄関先のワンコストッパー前で、自分一人を置いていかれる不安を察知し

それはそれはもぅ～あられもない声で鳴き始めた柚ポン。

いつもの威勢はどこえやら クールな坂口憲二氏だいなしである


もぅーバセンジーたる資格は放棄したかのように泣きわめいた。

飛行場でも大丈夫だったのに、もぅーそんなにあけんが好きか

おかーちゃん　胸きゅん



し・し・し・しかたないなぁ～と（甘っ）　取り出したるや携帯電話



お相手は・・・

『　７ママ　今家おる？』

持つべきものは、戸籍上の身内よりも、バセ友よね



そして、急だったにもかかわらず、快く柚をあずかってくれる７ママ感謝

いそいそと柚を連れて行き、家の前で待っていてくれた７ママへリードを託す・・・


柚っ　涙のお別れよ　しばしの間だからねぇ～ぇぇぇ おかーちゃんすぐ戻るからね

と、振り返るあたし。　でも、柚の姿はもぅなかった・・・　　　って　おいっ



７ママいわく、柚は振り返りも、立ち止まりもせず、駆け足で、

７丁目はなちゃんの待つ家に入っていったらしい・・・


迎えに行った柚を見て、他人の家で我が物顔で寝てる息子。

台所にたつ７ママの足下でじっとおこぼれを待つ息子。

はなちゃんの毛布の上で、のびきってる息子。


違和感を感じないのか　柚よっ


きっと、一人にならなければ、一緒にいる相手は本当に誰でもよかったのねっ

と改めて実感　おかーちゃんハートブレイクよぅ